2025年7月26日からの2ヶ月間にわたり開催された「クマ×共生ハッカソン」の成果発表会が、9月27日に行われました。
このイベントは、クマとの共生に向けたデジタルな解決策を模索することが目的でした。
イベントの目的
今回のハッカソンは以下の3つの目標を掲げていました。
1. ツキノワグマとの共生をデジタル面から考える – 不況年であるブナのツキノワグマとの関わりについて、地域住民がどのように関与し、解決策を見出せるかを探ります。
2. 石川県のオープンデータの活用 – 地方自治体が提供するデータを駆使して、新たな提案を行うことを目指しました。
3. 新たな共助のビジネスに繋げる – こうした活動を通じて、地域社会へのビジネス的アプローチを模索します。
イベントの構成
発表会は以下のような構成で進行しました。
1. ウォームアップセッション
会場の雰囲気作りを目的に、第1部で行われた石川県立大学特任教授 大井徹先生の講義に基づいたクイズが出題されました。
2. Pitch!セッション
各チームが5分間のプレゼンテーションを行い、自らのアイデアを発表しました。
3. Touch!セッション
参加者が各チームのデモブースを訪れ、実際にプロダクトを触れることで、機能や技術的な説明を受ける時間。
4.Judge!セッション
プレゼンテーションの後、参加者は各チームに投票を行い、審査員によるコメントがフィードバックされました。審査基準はデザイン、ビジネス観点、市民目線のアプローチなど多岐にわたり、各チームは貴重なアドバイスを受けました。
結果発表
審査の結果、以下のような賞が授与されました。
– Design and creativity賞:T・Y「Pair bear」
– Best Business Insight賞:チームB「クマ被害対策ダッシュボード」
– CivicTech & IUDC賞:凸凹ラボ「KUMAP」
– 大井徹教授特別賞:チームB「クマ被害対策ダッシュボード」
– 総合優勝:SoTA「クマ総合窓口AI」
メディア掲載
当日の成果発表会は複数のメディアに取り上げられました。北國新聞や北陸中日新聞、NHKかがのとなどで報道され、イベントについての認知度が高まりました。
熱気に包まれた大会のようすは、ぜひIUDC公式noteをご覧ください。